Raspberry Pi カメラの映像をWebブラウザで受信する

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Raspberry Pi 3 カメラを使用する

監視カメラや防犯カメラの映像をネットワーク経由で受信する場合、Webストリーミングの環境構築が必要になってきます。ここでは、「mjpg-streamer」を利用し「Raspberry Pi Camera Module」の映像をWebブラウザで受信する方法について解説していきます。

目次

mjpg-streamerとは

mjpg-streamerは、1つまたは複数の入力プラグインから複数の出力プラグインにJPEGフレームをコピーするコマンドラインアプリケーションです。 IPベースのネットワーク上のWebカメラから、MJPGストリームを受信できるブラウザやビューアにJPEGファイルをストリーミングするために使用できます。

mjpg-streamerは、input_raspicamプラグインを介してRaspberry Piカメラをサポートしています。

mjpg-streamerをビルドする

まずは、mjpg-streamerのビルトに必要なlibjpeg8-dev(JPEG処理用ライブラリ)パッケージをインストールします。

$ sudo apt install libjpeg8-dev cmake
  • root権限でaptコマンド実行し、「libjpeg8-dev」をインストールします。

mjpg-streamerのビルド

GitHubから「mjpg-streamer」をダウンロードします。

$ git clone https://github.com/jacksonliam/mjpg-streamer.git mjpg-streamer
  • gitコマンドで「mjpg-streamer」のcloneを作成します。

mjpg-streamerのビルド

mjpg-streamerをビルドします。

$ cd mjpg-streamer/mjpg-streamer-experimental
$ make
  • makeコマンドで「mjpg-streamer」をビルドします。

mjpg-streamerのビルド

ビルドしたmjpg-streamerを/opt (追加アプリケーション)ホルダへコピーします。

$ cd
$ sudo mv mjpg-streamer/mjpg-streamer-experimental /opt/mjpg-streamer

以上で、Webストリーミング環境が整いました。

mjpg-streamerを起動する

これから、Webストリーミングを実行していきます。

$ cd /opt/mjpg-streamer
$ ./mjpg_streamer -o “./output_http.so -w ./www -p 8080” – i “./input_raspicam.so -fps 30 -x 320 -y 240”
  • 「mjpg_streamer」コマンドでmjpg-streamerを起動します。フレームレートや画面サイズはお好みで指定してください。

mgpg-streamerの実行

上記が、mjpg-streamerを起動したときの表示です。Ctrl+Cで終了します。

Raspberry Pi カメラの映像をWebブラウザで受信する

Raspberry Pi カメラの映像が配信されているかWebブラウザから確認してみます。

http://[raspberry piのIPアドレス]:8080

MJPG-Streamerのホーム画面が表示されます。

Raspberry Pi 3 Webカメラ

  • 「Stream」タブをクリックします。

Raspberry Pi 3 Webカメラ

Raspberry Pi 3 カメラモジュールの映像をWebブラウザで確認することができました。

 

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