Google Cloud Platformを使ってみよう! 無料トライアルを利用する

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クラウドコンピュターのイメージ

Google Cloud Platform(GCP)の無料トライアルでは、365日300ドルのクレジットが無料で与えられます。無料トライアルを利用し、GCPを使ってみましょう。GCPへアカウントを登録する方法、GCPではどのようなサービスが提供されているか紹介していきます。

目次

GCPへアカウントを登録する

これから、無料トライアルにエントリーし、GCPへアカウントを登録していきます。アカウントの登録にはGoogleアカウント(gmailアドレス)が必要です。

GCPサイトから無料トライアルにエントリーする

Google Cloud Platform」サイトから、無料トライアルにエントリしていきます。

GCP無料トライアル

  • 「無料トライアル」ボタンをクリックします。

Googleへログイン

GCP無料トライアルを使用するGoogleアカウントの入力画面が表示されます。

  • Googleアカウント(Gmailアドレス)とパスワードを入力し、ログインします。

利用規約への同意

無料トライアルについて、利用規約の案内が表示されます。

GCPアカウント登録

  • 利用規約の内容を確認し、無料トライアルにエントリする場合は、「同意して続行」ボタンをクリックします。

お客様情報の入力

お客様情報の入力フォームが表示されます。

GCPアカウント登録

  • 住所と氏名を入力します。

お支払方法の入力

住所・氏名の入力に引き続き、クレジットカード情報を入力します。

GCPアカウント登録

  • クレジットカード情報を入力します。
  • 「無料トライアルを開始」ボタンをクリックします。

クレジットカード情報の入力は、ロボットによる登録でないことを確認するためで、無料トライアル期間が終了しても自動的に請求されることはなく、手動で有料アカウントにアップグレードしない限り課金されることはないとのことです。

無料トライアルのエントリーが完了すると、「Google Cloud Platform コンソール」に切り替わります。

GCPで提供されているサービスを知る

これから、GCPを使用するにあたり、GCPで提供されているサービスについて知っておきましょう。

GCPコンソール – ホーム

以下がGCPコンソールのホーム画面です。プロジェクト情報、プロジェクトのリソースやアクセス状況、エラーレポートなど、プロジェクト稼働状況の概要を確認できます。また、GCPコンソールのメニューから、GCPで提供されているサービスが利用できます。

GCPコンソール-ホーム

以降、GCPコンソールのメニューから、提供されているサービスについて紹介していきます。

Cloud Launcher

Cloud launcherを使用すると、Google Cloud Platformの各サービス、オペレーティングシステム、データベース、サービス、ブログ/CMS、デベロッパーツールなどを、Google Cloud Platform にソフトウェアをすばやくデプロイできます。

API Manager

Google Cloud API、Google Apps API(Drive,Calendar,Gmailなど)、YouTube API、Google Map API、Social APIなど、使用するAPIの有効化や認証情報の発行、利用状況の管理を行います。

お支払い

請求先アカウントの管理、お支払方法の管理、予算の作成やモニタリングなどが行えます。請求先アカウントの閉鎖もこのパネルから行えます。

サポート

無料トライアルでは「ブロンスレベル(無料)」のサポートが付いており、電話サポート(英語のみ)とコミュニティサポートが受けられます。

IAMと管理

プロジェクトにメンバーや役割の設定など、プロジェクトでの権限を管理します。

コンピューティング

アプリ用プラットフォームからコンテナ、そして仮想マシンまで、ニーズに合わせたクラウド コンピューティングサービスを用意しています。

詳細は、GCP紹介サイト「クラウドコンピューティングサービス」を参照されたい。

App Engine

App Engineはあ、拡張可能なWeb アプリケーションの作成だけでなく、モバイルや IoT バックエンドに対応したプラットフォームです。App Engine には、NoSQL データストアや Memcache、ほとんどのアプリケーションで使用されているユーザー承認 API を始めとする API や各種サービスを取り揃えています。

Compute Engine

Compute Engine は、各種ツールやワークフロー サービスを提供する、シングル インスタンスから、グローバルな負荷分散までに対応したクラウド コンピューティングです。

Container Engine

Google Container Engine は Docker コンテナを実行する、強力なクラスタ管理およびオーケストレーション システムです。Container Engine をクラスタにスケジュールし、ユーザーが定義した要件(CPU やメモリなど)に基づいて自動的に管理します。

Cloud functions

Google のインフラストラクチャに基づくサーバーレス アプリケーションが構築できます。Cloud Functions では、アプリケーション/コンテナ/VM 単位ではなく、個別の機能を単位としてサービスをビルドおよびデプロイできます。Cloud Functions に備わっているロジック接続層を使用すると、複数のクラウド サービスを接続して拡張するためのコードを作成できます。

ネットワーキング

Virtual Network(ネットワークリソースの管理)、Load Balancing(自動拡張と負荷分散)、DNS(ドメインネームシステム)、Interconnect(レイテンシの低い接続)、CDN(コンテンツ配信ネットワーク)などのサービスが利用できます。

詳細は、GCP紹介サイト「CLOUD NETWORKINGサービス」を参照されたい。

ストレージ

マネージド データベース(RDBMS、NoSQL)、オブジェクト ストレージ、アーカイブ ストレージを提供しています。

詳細は、GCP紹介サイト「CLOUD STRAGEサービス」を参照されたい。

Bigtable

低レイテンシと高スループットのワークロードに最適なスケーラビリティの高い NoSQL データベースです。

Datastore

柔軟で可用性の高いドキュメント指向データベースをサービスとして提供しています。

Storage

あらゆる非構造化データに最適な、スケーラブルなオブジェクト ストレージ サービスです。

SQL

MySQL および PostgreSQL(ベータ版)リレーショナル データベースの設定、維持、運用、管理を簡単にできるようにするフルマネージド データベースです。

Spanner(ベータ版)

トランザクションの整合性、高い可用性、グローバルなスケールを維持するよう設計された、ミッションクリティカルなフルマネージド リレーショナル データベース サービスです。

STACKDRIVER

Stackdriver は、Google Cloud Platform と Amazon Web Services、それに広く利用されているオープンソース パッケージとネイティブに統合して、広範囲を網羅するメトリクス、ダッシュボード、アラート、ログ管理、レポート、トレース機能を提供します。

詳細は、GCP紹介サイト「GOOGLE STACKDRIVER」を参照されたい。

モニタリング

GCPやASWなどクラウドで動くアプリケーションのパフォーマンスやアップタイム、全体的な動作状況を可視化します。

デバッグ

コードの任意の位置でのアプリケーションの状態を調べることができます。その際、ログ ステートメントを使用したり、アプリケーションを停止したりする必要はなく、アプリケーションの処理速度が低下することもありません。

トレース

アプリケーションのすべてのトレースを自動的に分析して、パフォーマンス低下の原因となる詳細なレイテンシレポートを生成し、すべてのVM、コンテナ、またはGoogle App Engineプロジェクトからトレースを取得できます。

ログ

GCPやAWSのログデータやイベントを保存、検索、分析、監視、警告することができます。

Error Reporting

実行中のクラウド サービスで発生したクラッシュをカウントして、分析と集計を実施します。

ツール

開発を高速化するための一連のツールとライブラリを提供しています。

Container Registry

一般的な継続的デリバリー システムと連動する、専用の Docker レポジトリです。

開発

プロジェクトのソースコードやレポジトリの管理、Google Cloud SDK、Android Studio、Google plugin for Eclipse、Cloud Tools for Visual Studio などのツールやプラグインを提供しています。

Deployment manager

GCPのリソースの作成と管理を自動化するためのインフラストラクチャ管理サービスです。Deployment Manager を使用することにより、Google Cloud Storage、Google Compute Engine、Google Cloud SQL などのさまざまな Cloud Platform サービスをデプロイするための柔軟なテンプレートを作成することができます。

Test Lab(ベータ版)

Android アプリをテストするクラウドベースのインフラを提供します。これにより、さまざまな端末や端末の設定に対してアプリのテストを 1 回のオペレーションで初期化できます。

エンドポイント

自分の API へのアクセスを管理および制御できます。API を非公開またはパートナーと共有するよう設定できるほか、API の利用をモニタリングできます。

ビッグデータ

データ駆動型アプリケーション向け、サーバー不要の統合型ビッグデータ プラットフォームを提供しています。

詳細は、GCP紹介サイト「ビッグデータソリューション」を参照されたい。

BigQuery

フルマネージドのエンタープライズ向けアナリティクス データ ウェアハウスです。

Pub/Sub

サーバー不要で大規模データに対応した、信頼できるリアルタイム メッセージ サービスで、個別のアプリケーション間でメッセージを送受信できます。

Dataproc

Spark と Hadoop のマネージド サービスで、ビッグデータに対応した Apache 環境のオープンソースを使い、簡単にビッグデータを処理することができます。

Dataflow

ストリーミング アナリティクス、ETL、バッチ処理など、幅広いデータ処理方法を実行するための、統合型プログラミング モデルのマネージド サービスです。

ML Engine

あらゆるデータの機械学習モデルを簡単に構築できるマネージド プラットフォームです。

Genomics

Google 検索や Google マップと同じ技術を使って大規模かつ複雑なデータセットを保存、処理、検索、共有できます。

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